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症例紹介

入れ歯の症例

症状 奥歯がないので入れ歯を入れたいが、しっかりとして動かない入れ歯がいい。
治療法 カムデンチャー
費用 〜30万円程
通院回数 約3回(型取り、試適、装着)
備考 カムデンチャーは、和田精密歯研(株)の特許商品です。
ツマミにより開閉できる特殊な留め金をもった入れ歯で、奥歯2本(6、7番目の歯)が失われているようなケースが適応です。
通常の留め金と違い、はめてからツマミを締めて歯と固定する留め金のため、付け外しの際に歯に無理な力を加えませんし、より強固に歯を掴んで揺れにくい入れ歯にできます。
ただし、強固に歯を掴むということは、使用時にはより歯に負担を強いるということでもあります。
留め金をかける歯がしっかりとして入れば良いですが、条件の悪い歯の場合、強固な留め金をかけることで寿命を縮める可能性はあります。
部分入れ歯は歯に留め金をかける以上、留め金のかかる歯がその負担を受けることになりますから、歯を失う被害は拡大していく傾向にあります。
可能であれば、インプラント治療を選択されることをお勧めしています。

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インプラントの症例

症状 右上の歯が失われた部分をインプラントで治療したい
治療法 インプラントを植える部分に骨が全くなかったので、インプラントと同時にチタンメッシュを使ったGBR(骨を増やす処置)を行い、歯肉弁根尖側移動術により強固な歯茎を獲得したのち、被せ物にて修復した。
費用 全て込みで〜85万円ほど
通院回数 この症例の場合は約10ヶ月程。骨も歯茎も条件が良い場合は3〜4ヶ月程で終了出来ますが、骨を増やす処置、歯茎を増やす処置など内容が多くなるとその分治療期間もかかるようになります。
備考 インプラントは治療の期間がかかる、金額がかかる、外科処置が必須などのデメリットは不可避です。
特にこのケースのように、失われている組織が多いほどに多くの手術が必要になります。
それだけに、失われた歯がインプラントにより元どおり噛めるようになった時の喜びは大きいものです。        
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはかかってしまいます。これをインプラント周囲炎と言い、インプラントを失う原因として最もポピュラーな問題です。
これを防ぐには、日々の患者さんによる清掃管理、および定期的なメンテナンスが不可欠です。
また人工的な構造物である以上、インプラントも長期の使用で壊れることがあります。全ての治療において言えることですが、最大限長持ちするよう全力を尽くして治療しますが、一生保つことを確証するものではありません。

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自家歯牙移植の症例

症状 他院でずっと左下の奥歯を治療していたが大きく腫れて病院で抜歯となった。歯を元に戻したい。
治療法 インプラントをするための骨の確保も難しいほどの骨の吸収を起こしていたので入れ歯を考えたが、入れ歯にしたくない、自分の歯で噛みたいという本人の強い希望もあり親知らずの移植治療を行なった。
費用 移植に加え、世界水準に準拠した根管治療、被せ物まで含め〜20万円
通院回数 今回の場合は極端に状況が悪かったため約半年ほどかかりました。通常2ヶ月程度かかります。
備考 歯の移植治療は親知らずの移植に限り保険治療が適応されます。根が完成している歯の場合、移植後は歯の内部の神経は死んでしまうため根の治療をし、被せ物になることがほとんどです。
移植治療の成否は大変条件が多く、行えるケースは多くはありません。
また上手くいっても、全ての治療において言えることですが、その歯の状況に合わせ歯が最大限長持ちするよう全力を尽くして治療しますが、一生保つことを確証するものではありません。

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審美補綴治療の症例

症状 前歯の見た目が気になる
治療法 左上3番目〜右上3番目までフルセラミックの被せ物により審美的に修復した
費用 全部で〜40万
通院回数 歯の状況により全く異なりますが、通常2回〜4回、一回1時間〜。このケースは本数も多いので6回ほどかかりました。
備考 精密な被せ物治療により段差やバリのない、汚れがつきにくく、清掃しやすい状況にしてある。
しかし全ての治療において言えることですが、その歯の状況に合わせ歯が最大限長持ちするよう全力を尽くして治療しますが、一生保つことを確証するものではありません。
患者の生活環境、管理状況、元々の歯の状況に応じて、虫歯の再発、歯の破折等がけして起こらないとは言えない。

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根管治療の症例

症状 奥歯が痛くて噛めない、歯茎が腫れている
治療法 マイクロスコープを活用した根管治療
費用 被せ物まで含め〜15万円
通院回数 状況に応じ異なりますが、このケースの場合は4回の根管治療、2回の被せ物治療で合計6回かかりました。
備考 一番奥の歯の根の先にできた根尖病変が、手前の歯の根にまで達し、治療が遅れると手前の歯まで巻き込んで共に抜歯となる可能性もありましたが、マイクロスコープを活用した根の治療により根尖病変は消失しました。
根の治療をいくらしっかりとやっても、治療後の蓋の役割をする、被せ物や詰め物がしっかりと精密な物になっていないとそこからまた菌の侵入を許し、再発へとつながってしまいます。
保険治療の被せ物ではそのクオリティを高く維持することは困難であるため、マイクロスコープを用いた精密な根管治療を行なった場合、被せ物や詰め物は精密なクオリティを維持できる自費治療でさせていただかないと治療の長期的な維持ができません。精密根管治療を選択いただいた場合、被せ物は自費治療でさせていただきます。
全ての治療において言えることですが、その歯の状況に合わせ歯が最大限長持ちするよう全力を尽くして治療しますが、一生保つことを確証するものではありません。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療の成功率は、保険水準のものに比べ高くなりますが、100%の治癒を約束したものではありません。世界中の論文データをもとにした成功率は以下の通りです。

①現在まで治療未着手の根管で、根の先に病変のないもの。:約90%(保険水準では50%以下)
②現在まで治療未着手の根管で、根の先に病変があるもの。:約80%(保険水準では30%以下)
③すでに治療介入がされており、根の先に病変があるもの。:40%〜70%(歯の状況により異なる)

成功とは、症状が治まり、根の先の病変が存在しなかった場合は発生させず、存在した場合は治癒あるいは進行が止まることを指します。(病変は早いもので約3ヶ月で治癒しますが、最大約20年かけ治癒した報告もあり、病変の残存を一概に成功していないと言うことは難しいためです)

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