インプラント治療
インプラントの症例
症例情報
症状 | 右上の歯が失われた部分をインプラントで治療したい |
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治療法 | インプラントを植える部分に骨が全くなかったので、インプラントと同時にチタンメッシュを使ったGBR(骨を増やす処置)を行い、歯肉弁根尖側移動術により強固な歯茎を獲得したのち、被せ物にて修復した。 |
費用 | 全て込みで〜85万円ほど |
通院回数 | この症例の場合は約10ヶ月程。骨も歯茎も条件が良い場合は3〜4ヶ月程で終了出来ますが、骨を増やす処置、歯茎を増やす処置など内容が多くなるとその分治療期間もかかるようになります。 |
備考 | インプラントは治療の期間がかかる、金額がかかる、外科処置が必須などのデメリットは不可避です。 特にこのケースのように、失われている組織が多いほどに多くの手術が必要になります。 それだけに、失われた歯がインプラントにより元どおり噛めるようになった時の喜びは大きいものです。 インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはかかってしまいます。これをインプラント周囲炎と言い、インプラントを失う原因として最もポピュラーな問題です。 これを防ぐには、日々の患者さんによる清掃管理、および定期的なメンテナンスが不可欠です。 また人工的な構造物である以上、インプラントも長期の使用で壊れることがあります。全ての治療において言えることですが、最大限長持ちするよう全力を尽くして治療しますが、一生保つことを確証するものではありません。 |
治療詳細
歯茎を開いてみると、4番目の歯の位置には全く骨がなく、インプラントが植わるだけのスペースが得られない状態であった。
実際にインプラントを植えてみると、ネジ山の多くが露出してしまう状態であった。
骨のボリュームを増やすため、同時にチタンメッシュを用いたGBR(骨を増やす処置)を行った。
5ヶ月後、チタンメッシュを除去した状態、植えたインプラントを覆い隠すほどの骨が出来た。
強固な歯茎を増加させるため、歯肉弁根尖側移動術を行ったところ。
歯肉弁根尖側移動術の術後の状態。beforeの写真に比べ、頬側の歯茎の幅が増加しているのがわかる。