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副院長の小屋

副院長の小屋

岩田健男先生、岩田卓也先生講演会に行って参りました。

この土日、台風が接近するなか、岡山市まきび会館にて開かれた

「岩田健男先生、岩田卓也先生講演会」に院長・副院長ともに参加してきました。

内容は、

岩田健男先生「長期症例から観た補綴臨床的課題とエビデンスに基づく臨床対応策の考察」
岩田卓也先生「歯科臨床四年-経験する事で学べる事-」

岩田健男先生は、去年副院長である自分が1年間通ったDHA(デンタルヘルスアソシエート)代表であり、私に咬合理論および補綴学の基礎を教えて下さった先生です。

岩田卓也先生は健男先生のご子息であり、学年は私より二つ上の若い歯科医師でありながら、学会等での講演も多く経験されていらっしゃいます。

台風が接近中ということもあり、その日の内に東京へ帰らなくてはならないお二人にあわせ、講演は昼休みを挟まず14時までぶっ通しで行って終了という慌ただしい雰囲気となりました。

今回学んだ事は、健男先生からは

『40年近い臨床経験(岩田先生は61歳、現役バリバリです)のなかで、どのような歯科界の潮流があり、その流行廃りの中で学んだ事、今思う事。

基礎として根底にある事は変わらないこと。

どんな時代でもとにかく歯医者は一生勉強を続けなくてはならない事。

学んだ事を最大限発揮する事で到達できる理想の治療法を示しながらも、歯科治療ありきではなく患者さんありきの治療方針を立てる事。

歯科治療は人間の行う物である以上、完璧は無い、だからそれを目指し追求する事。

安くて、良い治療はあり得ない。学んだ技術を最大限活かし良い治療をするためには、技術を安売りするようではいずれダメになる。

悩み、苦しみ、努力する、それは努力する歯科医師の宿命である。』

と、かなりまとめて言うと、こういったお話でした。

どの話も、一つ一つ噛み締めながら聞かせて頂きました。

まだ2年半程度の臨床経験ですが、40年近く臨床をこなしてきた大々先輩の人生を話して頂ける事は、これからの自分に大きな指標となりました。

卓也先生からは、

『歯科医師になり4年間、多くの事を体験し、その事で辛い思いをしたり、逆に喜んだりもした、それらの体験のおかげで成長し今の自分がある。

ともに励む仲間、良い師匠たちの存在が成長する起爆剤になっている。

父(健男先生)の存在は大きく、時に患者から「院長先生におねがいします」などショックなお願いをされたりする。だが、目指すべき大きな存在として、父の事を誇りに思っている』

といった内容の話を頂きました。

これは、今自分がまさにそのような体験をしており、『ああ、同じだなあ・・』としみじみと感じました。

まさに、まだまだこれから。。自分の臨床は始まったばかりです!!

これからもどんどん頑張ろう!と思えた講演会でした^^