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副院長の小屋

副院長の小屋

第三回DHAセミナーに行ってまいりました^^

もう先週の話になりますが、DHAセミナーの三回目にいって参りました。

毎月通っている東京への旅もこれで学会を入れて4度目。

車の運転もすっかり慣れて、5回くらい切り返して何とか駐車できた(涙)

飛行機も最初怖くて寝ていられなかったんですが、克服してたっぷり睡眠時間稼げるようになりました♪

今回のDHAセミナーでは、当院院長も力を入れている「歯周外科」について学んできました+.+.

講師は、明海大学教授で、今最も歯周、フラップオペ分野で人気の演者の一人である申基喆(しん きってつ)先生!!

一大学の教授であらせられる申先生(基喆って普通に変換できないな;)の2日間コースが受けられるとあって、この回だけ特別に申し込まれた先生も多かったです^^

とても気さくに質問に答えてくださって、実習も大変繊細なデモを見せていただけて本当にいい勉強になりました。

さて、すすっと書いて行ってますが、おそらく「歯周外科」というものを積極的にやれる医院は多くないので。

覗いてくださっている患者さん達には、「歯周外科ってなんじゃろう?」

と、?が一杯でしょうので簡単に説明いたしますね^^

「歯周病」といえば、最近テレビでもよく耳にする病気ですので皆様ご存知でしょう。

「歯周病」は、歯の根っこと周りのお肉との隙間にばい菌が潜り込んで巣を作って、どんどんこびりついて取れなくなり

だんだん骨を溶かし始めて、最終的に歯が支えを失って抜けてしまう病気です。

治療法は、まず出来るだけ見える範囲、届く範囲で汚れを取り除き、患者さん自身も掃除が出来るようにブラシを勉強していただきます。

それだけで治ってしまう「軽度の歯周病」の方はいいのですが、、、残念ながら、「中等度以上の歯周病」はそれでは治りません!なぜか?

歯周病が進むと、ばい菌はどんどん深く、見えない、届かないところに潜って行きます。

そんな深いところの汚れ、手探りで取れるでしょうか???

答えはノーです。

データでは3~4mmを超える溝の汚れは、手探りでは50%以上取り残すといわれています。

そのため、根っこの周りを根こそぎキレイにする為に、歯の周りのお肉を開いてキレイに磨く必要があるんですね+.+.

このキレイにするための術式が、今回習った「歯周外科手術」なんです^^

これをすれば、骨の吸収は止まり、歯を失わずに歯周病を治せるんですね♪

なかなか難しい術式で手間がかかるので、されていない医院も多くあるようですが、歯周病をとめてこそ、よりよい状態で歯を残して、ご飯がおいしく食べられる嚙み合わせを作ることが出来ます!!!

と、熱く長く語ってしまいましたが--;

歯周病の治療は特殊なものを除きすべて保険で出来るので、ぜひ皆さんオペを受けてみてくださればと思います^^

歯を失わせず、直すことが出来るかもしれません!