インプラント

野亀歯科医院とインプラントとの出会い

平成18年まで、野亀歯科医院にインプラント治療は存在しませんでした。

それはなぜか?一言で答えるならば ‘‘今さら・・・”という思いだった気がします

歯・オタクの私ですから、もちろん「インプラントとは何ぞや?」と大いに興味を抱き、それなりに勉強もいたしました。

ではなぜインプラントに近づかなかったのか? 40代後半という年齢、はたまた失敗したら・・・という恐怖心etc.・・・。 理由はともかく、私はインプラント手術を経験することなく、歯医者を卒業する道を進んでおりました。

そんな私がインプラントに真摯に取り組むきっかけとなったのは、突然襲った心筋梗塞でした。

ICUで死の恐怖と闘った3日間が私の考えを180°チェンジさせることとなったのです。一般病室に移ることができ、自分の足で立てた時のうれしさ。 そしてもたらされたありがたい報告。

それは、「予約を頂いていた患者様にキャンセルをお願いしたところ、ただの一人も欠けることなく、“待つ”とおっしゃってくださった」というものでした。 恥ずかしながら私は病室のベッドのうえでうれし涙にくれました。 ありがたいと心底思いました。

「私は再び生かされた。それは生きて役に立ちなさいという使命をいただいたに他ならない。私に出来ることは歯の治療しかない。ならば歯医者として患者様に喜んで頂くことのみに精進しよう」

と決意したのです。 「患者様が待っていてくださる」という思いが私の背中を強く押してくれました。ほぼ1カ月ほどで後遺症もなく、私は現場に復帰出来たのです。

時を同じくして一人の年配の男性患者様が、「僕は入れ歯がつらくて堪らない。どうも聞くところによると、インプラントというものがあるらしい。僕はぜひとも野亀先生にそれをお願いしたい。」という申し出がありました。 ちょうど歯科大学2年生だった現在の副院長は、大学でインプラントを習うという。

そもそも私が大学生のころ、インプラントというものが大学の授業に登場することは皆無でした。
それが私がインプラントに目を向けずにいた間に、インプラントにはすでに普遍的な存在として認められ、歯科医の常職へと成長を遂げていたのです。 これでは「田舎の歯医者でもやっていることは都会以上」と唱えていた自らの規範に大きく背くことになる。「男・50歳。助けて頂いた命を無駄には出来ない。望んで下さる患者様がいらっしゃるならば、歯医者としてインプラントに立ち向かおう。」と決めました。

幸いインプラントは歯・オタクの私にぴったりとはまり、勉強するのが楽しくて仕方ない。 指導してくださる先生やともに勉強する同志の先生方にも恵まれ、毎日の充実感は病に倒れる以前の比ではない。 何よりインプラントを必要とし、希望される患者様がこんなにたくさんいらっしゃるとは想像もしていなかったことです。

それにインプラント治療を受けて下さった患者様が皆様喜んで下さることが何よりうれしく、大きな励みとなっています。

「石橋を叩いて叩いて叩き壊して、“ホラ渡らなくて正解だろ。”という男」と評判の慎重な私をインプラントに出会わせてくれたのが“心筋梗塞”という病であったことに運命を感じずにはいられませんでした

なお平成24年からは私に変わり、長男である副院長がインプラント治療を担当しています。

副院長は大学時代からインプラント治療に興味を持ち、大学のインプラント学教室でその基礎を学び、大学を出てからは著名な先生方の私塾や、学会、海外研修など様々な場を通じて技術を深めています。今では、GeoMedi Hiossenインプラントセミナー講師を勤めたりするまでになりました。

私はもう歳で老眼も来始めて、副院長の方がインプラント治療に精通している上、凝り性で、なにより親の私が言うのもなんですが、手先が器用で手術が上手いですから、私は一歩引いて副院長にインプラント治療はお任せするという形にしております

インプラントとは

インプラント(Implant)とは、植え付けるという意味。
歯科領域でのインプラント治療といえば、一般的には人工歯根治療のことを言います。
歯が抜けた時、代わりに自分の歯に近い人工の歯を“植立”することで、より自然に近い、美しい“自分の歯”を取り戻して、食事もおいしくいただくことができます。

少し前まで主流だった「入れ歯」や「ブリッジ」「差し歯」はどうしても噛む力が劣ってしまいました。
でも、インプラントは違います。高齢化社会を迎える現代、またより歯の美しさが追求されるいま、まさに主役ともいえる治療法として、多くの患者さんの注目を集めています。

これがインプラントの優れた点です!

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■条件によっては歯を失ったその日から噛ませる事も可能です!
■周りの歯を傷つけません。
■噛み心地は自分の歯とほぼ同じです。
■人工の歯根が骨と結合し、違和感がありません。
■ケースによって、手術が1回の場合と2回の場合がありますが、回復はとても早いです。
■歯が1本だけないケースから、すべての歯がないケースまでほとんどのケースに対応できます。
■特に当院のインプラント治療は、最新の歯科CT装置により安全・安心なインプラントシミュレーション診断が出来ます。

インプラント治療の流れ

一般的な、インプラントを埋入する場合の治療の流れをご紹介します(例)

1.カウンセリング

治療に関してのカウンセリングを行います。周りに気兼ねなく話が出来るカウンセリングルームで様々な事柄を話し合います。

2.インプラントの診療・診断・治療計画の説明

インプラントを埋め込む箇所と口腔内の骨の状態、歯肉の状態、噛み合わせの診察を行います。

CT写真撮影、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯形や咬み合わせの採得等を行い、口腔内全体での治療計画を立て、十分に患者さんと話し合いをします。

3.術前処置

必要な場合、歯周病、カリエス治療、不良な冠の除去等を行い、衛生状態を良好にし、噛み合わせを整えるための準備をします。

4.術前CT・インプラントシミュレーション

最新の歯科CT技術を用いて、インプラント手術前に埋入シミュレーション画像を作成します。

ここが、CTを導入している医院と、そうでない医院の大きな違いです。

CT撮影時には「ステント」という、歯の位置を決める目印となる装置を装着します。

これにより、従来は「大体この辺は骨がありそうかなぁ〜、なんとかなるかも〜?」だったものが、「この位置に将来歯が来るんだな。この位置の骨の厚み、高さ、硬さはこのくらいだな、それなら手術可能だな!」といった感じで、より安全性、精度の高いシミュレーションが行えるようになりました。

5.インプラント植立手術

診断計画に従い、インプラントの歯根になる部分を埋入します。

この時も、CT撮影時に用いたステントを調整し、手術用のステントに作り変え、的確にシミュレーション通りに植えられるようになりました。

このとき、骨や、歯肉の条件によっては補助的な手術を平行して行う場合があります。

6.手術終了

患者さんの手術後の状態を確認して、帰宅となります。

7.手術後の消毒・抜糸

翌日、手術部位の確認と消毒を行います。前歯など外観が気になる部分には、ここで仮歯を入れる場合があります。

手術後1週間程度で抜糸します。

歯肉の状態と噛み合わせの状態をチェックし、修正し、全体のバランスを整えます。

8.治療期間

患者さんの状態により多少前後しますが、2ヶ月から3ヶ月の治癒期間(インプラントが骨と結合する期間)を設定します。

補助手術を行っている場合など、骨の条件が悪かったケースの場合は長めの治癒期間をとり、CT撮影も併用して経過を観察します。

9.最終的な装着歯の作製と装着

全体の噛み合わせを整え、表面の色をチェックしながら最終的な装着歯を被せます。

10.定期健診、メンテナンス

最終的な装着歯を被せても、未だにインプラント治療は完成ではありません。
インプラントを長持ちさせるために、メンテナンスを開始します。歯科医師の指導に従い、患者さん自身で口腔内を清潔に保つこと(プラークコントロール)が大切になります。また、定期健診(1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後)で噛み合わせのチェック、X線による骨の検査、被せた歯の緩み等の検査をします。

インプラント治療は歯科治療を“チェンジ”させました。

なくした本数 インプラント 以前 インプラント登場以来
一本だけの場合

数本場合

(✳︎絵では一本につき一本埋入していますが、

インプラント同士でのブリッジも可能です)

すべての場合

インプラントで入れ歯を支え、

動きを緩和して噛みやすくします。

他の治療法との比較

現在 注目されるインプラント治療は、これまでの治療、入れ歯やブリッジに比べると、患者さんにもとってもメリットがあります。

項目/治療法 インプラント 入れ歯 ブリッジ
噛みやすさ 噛みやすい 噛みにくい 噛みやすい
口内衛生 優れる(歯と同じように磨ける) 不衛生になりやすい 不衛生になりやすい
耐久性 優れる(手入れ次第で長持ちする) 長くは使えないことが多い 両隣の歯の寿命が縮む
健康な歯を削る なし 留め金のかかる歯を削る 両隣の歯を削る
違和感 ないことが多いです 有り 少ない
顎骨がやせる なし やせる やせる事がある
手術 有り なし なし
診療形態 自由診療となります 保険診療
見映えの良いもの、性能に優れるものは、
自由診療となります
保険診療
見映えの良いもの、性能に優れるものは、
自由診療となります
治療期間 3〜6ヶ月 2週間-2ヵ月 2-3週間

インプラント


健康な歯を削る必要がなく、人口歯根がしっかりと固定されています。他の歯に依存せず、他の歯への負担がありません。

咬合力が強く。天然の歯とほとんど変わらない噛み心地があります。治療期間3−4ヵ月(通常埋入の場合)

部分入れ歯

取り外し可能の台付きの歯です。バネで両隣の歯に止めるため両側の歯を削ります、不安定で噛む力は弱く、留め金が両隣の歯に負担をかけます。バネが目に付き、見た目は今一つの場合もあり、噛み心地も違和感があることがあります。治療期間2週間~1ヵ月。

総入れ歯


歯茎全体で入れ歯を支えます。安定が悪く、噛み力はかなり弱くなります。固いものが食べにくく、食感が悪くなります。治療期間1-2ヵ月。

ブリッジ

ブリッジを支える両隣の健康な歯を削る必要があり、噛み合わせの時に両隣の歯に負担がかかります。両隣の歯の寿命は縮めますが、部分入れ歯に比べると、安定しており、噛む力も回復し、天然の歯に近い噛み心地があります。治療期間2~3週間。

野亀歯科医院のインプラントの特色

安全・確実が確保されないインプラント手術は行いません

野亀歯科医院では、インプラント治療を希望される患者様に対し、事前に様々な検査を行います。その結果に基づいて正確な診断と綿密な治療計画を立てます。もちろん患者様にはカウンセリングを通じて、インプラントに関しての疑問・質問に対していねいにわかりやすく説明させていただきます。

また同時に、患者様には治療に入る前のお口の中の状況を理解していただいた上で、手術へと進んでいきます。その手術は清潔な環境で、滅菌・消毒した器材を用いるのはもちろん、使い切りの器材を多用するなど、徹底した衛生管理下で行います。またモニターにて血圧、脈拍、心拍数・・・etc・・・など全身状態を把握した上で手術に臨んでいます。

インプラントは顎の骨と人工歯根がしっかり結合してこその治療です。ですからインプラント治療を希望される患者様の中には、残念ながら手術に適さないケースも存在します。

それは ・骨粗しょう症の方・免疫不全の方・ホルモン療法・放射線治療を受けている方・・・etc。また重度の糖尿病、肝臓疾患、心臓疾患・・・etc・・・。そしてタバコをお吸いになる方、タバコはインプラントにとって、いえ、お口の中の全てにとってとてもリスキーな習慣です。これらがある場合は最悪、インプラント治療をお断りする場合もあります。

インプラント手術は安全・安心な治療法です。しかし、慎重な上にも慎重にが当院のモットーなのです。
その結果、当院のインプラント実績はH18年7月~H28年9月迄で、なんと96%以上の成績を収めています!

インプラント
患者数
埋入本数 離脱本数
229人 452本 18本

インプラント なぜ?なに?

●インプラントは何年くらいもちますか?
適切な治療を受けることによって通常で10年以上もつことが理想的です。しかし、日常的なお口のお手入れがいい加減だと、もつ期間はぐっと短くなってしまいます。また当院ではインプラントを長く使っていただくために、専門家(歯科医師・衛生士)による定期的なメンテナンスを受診していただくようにお願いしています。最低でも半年に1度のチェックとケアが大切ですよ。インプラントは高いんですから、長く使えなければ損ですよね!!
●顎の骨にボルトみたいなものを入れるインプラント手術って痛いんでしょうね?
手術中はしっかり麻酔をしていますので、痛みを感じることはありません。しかも全身麻酔ではなくて、歯を抜く時や歯を削る時と同じ歯肉への局所麻酔です。ですから身体への負担は軽くてすみます。通常の手術だとその後めったに腫れることはありません。痛みはほとんどない患者様もいらっしゃるくらいですが、もし痛くても痛み止めのお薬を飲めば大丈夫ですよ。ただ難症例の手術は二、三日をピークに大きく腫れる場合があります。けれど1週間もすれば腫れもほとんど消えてしまいます。
●インプラントって良いことばかりみたいに言われるけど、本当は欠点だってあるんでしょ?
実はあります!まず第1に・・・何はともあれ、高いんです。なぜって健康保険がつかえませんから。それに、専門知識と技術が必要です。さらに、上質の素材を使い、手術用品も高額の上、使い切りの機材を多用します。もっと言えばかぶせ物も精度が高いものが要求されます。あれやこれやで治療費は高くなってしまうのです。けれど、それぞれの医院で治療費には大きな違いがあるのは事実。ちなみに当院で通常埋入だと被せものも含めた治療が1本35万円程度でできます。参考まで・・・。第2に・・・治療期間が他の治療と比べると長くかかります。これは、骨とインプラントが結合するまでに最低でも数ヶ月掛かってしまうからで、そこだけはご容赦いただかないとなりません。第3に・・・どうしても外科的な治療(手術)必要になります。これは避けられません。あきらめましょう・・・。でも当院では少しでも患者様の負担が少なくてすむように、院長以下スタッフ全員、いくつもの研修を受け、日々努力を続けています!!
●1回インプラントにしたら、もうむし歯や歯周病にはならないんでしょう?
確かに、むし歯にはなりません。インプラントは金属でできていますから・・・。しかし、お口のお手入れを怠っていると「インプラント周囲炎」という歯周病に似た症状をひきおこしてしまうことはあります。治療は歯周病と同じように徹底してインプラントの周囲の掃除をすること。放っておくと最悪の場合はインプラントを除去しなければならなくなることもあります。こういった事態を避けるには、定期的なメンテナンスを受けて、予防するのが一番です。何度も言います。インプラントは高価なのです。大事にケアし長く使いましょう。
●インプラントするとよく噛めるんでしょ?だったらすぐに手術をして欲しいんですけど・・・。
ちょっと待って下さい。もし歯を失った原因が歯周病だったのなら、インプラント治療をスタートする前に、歯周病の治療を優先させましょう。なぜなら、もしそれを怠ってインプラント治療をしてしまったら、大事なインプラントが歯周病菌にいつもさらされることになり、悪い影響がつきまとうことになってしまうからです。論文によれば、歯周病菌とインプラント周囲炎に関与する菌は同じ菌であることが確認されています。もちろん お口の中に何の問題もなければ、御希望通りすぐに手術をすることは可能です。
●インプラント手術のあと、2・3日は安静にしていた方がいいって本当ですか?
本当ですよー。無理をして過度に動いたりすると、腫れが大きくなったりして治ってくるのに余計な時間が必要となります。くれぐれも安静をお願いしますね。 その他にも
1. 手術後24時間は口を強くすすがない。
2. もし熱がある場合、患部を冷やす。
3. 難症例の手術のあと、鼻出血がある場合は鼻を強くかまない
4. 手術後5日程度は食事はできるだけやわらかい食べ物を摂るように心がけてください。
5. 当院で処方するお薬(抗生物質)は必ず服用してください。
6. 手術後2週間はできるだけ禁酒禁煙につとめて下さい。

“けれど安静にと言われても、家に帰れば動かないわけにはいかないよ。仕事だってあるしね―。”確かにそうですよね。しかし入院は必要ないですけれど、手術を受けたのは事実。ご自分の身体をくれぐれもいたわってあげましょう。そしてもし時間が許されるのならば、温泉ホテルでの宿泊治療はいかがでしょうか。当院で御紹介させていただけるホテルは食事も気づかってくれるし、何よりゆっくりできます。温泉につかって心豊かにすごせば手術後の治りも違ってくるかもしれません。特に遠方から来られる患者様にはおすすめですよ。詳しくは当院までお問い合わせ下さい。   TEL  0868(72)3555
●私はもう76歳です。本当はインプラントしたいんですが、あきらめた方がいいですか?
とんでもないです。健康であれば基本的にはどなたでもインプラント治療は可能です。年齢に上限はありません。当院でも入れ歯からの脱却のためインプラント治療を受けられた80代の患者様も沢山いらっしゃいます。この方はメンテナンスでみえられるたびに若返っていらっしゃるようにお見うけします。血色が良くなり、少しふっくらとされ、常に笑顔で一杯“何でも食べられる。思い切ってインプラントにして良かった。趣味のカラオケにもどんどん通って歌ってるのよ。私の回りの人達にもインプラントっていいわよ―と宣伝しといてあげたからね―。”と元気ハツラツ。私達スタッフはいつも笑顔のおすそわけにあずかって良い気分にしていただいています。

―美しい笑顔で何でもおいしく食べられる。インプラントはそんな生活を取り戻せるすばらしい治療法です。―。