MTA直接覆髄の症例

症例1〉保険の銀の詰め物の下に巨大な虫歯ができ、神経にまで達していたがMTA直接覆髄で神経を取らずに済んだ症例。

保険治療によるインレー(銀の詰め物)が行われていた。内部の虫歯が黒く透けて見えるほど、大きくなっていた。
詰め物を外すと内部は虫歯でほとんど腐っており虫歯を染める染色液を使ってみると真っ青になった。
虫歯を取り除いていくと、神経が露出したため、神経を残すか、取るか(抜髄)判断を迫られたが。
幸い、「MTA直接覆髄」を選択いただけたため、感染を防ぐラバーダム(ゴムのマスク)を使用して無菌環境下で神経に隣接する虫歯を除去。炎症が見られなかったので、MTAセメントにて神経を封鎖した。
1ヶ月後、神経の反応等に異常がなく、自覚症状も無いことから最終的な修復を行った。
歯の内部がほぼ空になってしまったため、詰め物では強度的に長持ちしないため、今回は被せ物でさせていただいた。
内部まで全てセラミックの『ミルドクラウン』を選択いただけたため、天然歯のような美しさを取り戻した。

《治療費 被せ物を含め〜9万円)

 

症例2〉保険の銀の詰め物の奥に巨大な虫歯ができ、神経にまで達していたがMTA直接覆髄で神経を取らずに済んだ症例。

保険治療による銀歯(金銀パラジウムの詰め物)が行われていた。
マイクロスコープを使ってよく観察すると、内部が虫歯になっているのを確認したため治療を行なった。
保険の詰め物は精度を高めることが困難であるため、ほとんどの場合で隙間や段差があり虫歯が再発しやすい。
詰め物を外すと内部は大きな虫歯になっており、深部は神経に到達していることが予期された。
幸い、『MTA直接覆髄』を選択いただけたため、雑菌を術野に入れないため、「ラバーダム(ゴムのマスク)」で治療部位のみ露出させ、歯面清掃、殺菌消毒して治療に当たった。
可能な限り健康な歯の部分を削らないよう注意しながら、虫歯を染め出す色素液に染まらなくなるまで念入りに虫歯を除去したところ、神経が露出したため、MTAセメントで封鎖した。
詰め物は、「ダイレクトボンディング」による即日修復を選択して頂けたので、覆髄同日に、生えたての歯のように、どこを削ったかわからないレベルで修復することができた。
治療は長時間かかるため、1時間以上口を開けていてもらうことになるが、美しい見た目だけでなく、精度が高く、バリや段差がないので掃除がしやすく、再発しにくいので長持ちする。

《治療費 ダイレクトボンディングを含め〜7万円)

 

症例3〉保険の銀歯の奥側が欠け、穴があくほどの虫歯を処置し、神経を封鎖、ダイレクトボンディングにて修復した症例

保険の銀の詰め物
(金銀パラジウム合金)がしてあり、その奥側の歯間に虫歯ができ、大きな穴が空いていた。外すと内部が深い虫歯になっており、虫歯を染める液で染めると濃く染まった(写真青色の部分)
除去すると神経に触れる可能性があったため、ゴムのマスク(ラバーダム)を行い、歯面清掃、消毒して神経が露出しても感染を防げるようにして治療した。
可能な限り健康な歯の部分を削らないよう注意しながら、虫歯を染め出す色素液に染まらなくなるまで念入りに虫歯を除去したところ、神経が露出したため、MTAセメントで封鎖した。
詰め物は、「ダイレクトボンディング」による即日修復を選択して頂けたので、覆髄同日に、生えたての歯のように、どこを削ったかわからないレベルで修復することができた。
ダイレクトボンディングは処置時間は1時間半と長くお口を開けて頂くことになりますが、治療回数は一回で、しっかり時間を頂くことにより、美しい見た目だけでなく、精度が高く、バリや段差がないようこだわることが出来るので、掃除がしやすく、再発しにくいので長持ちする。

《治療費 ダイレクトボンディングを含め〜7万円)

 

症例4〉保険の詰め物の下に大きな虫歯ができ、神経は痛み始めていたが、保存に踏み切った症例

保険治療によりアマルガム(水銀の詰め物)と
一部をCR(樹脂の詰め物)で補修が行われていた。
樹脂の詰め物と歯の間に虫歯ができて大きな穴が空いていた。詰め物を外すと内部は巨大な虫歯でドロドロに溶けており、虫歯を染め出す液で染めると写真のように真っ青に染まった。
事前に撮影したX線写真にて虫歯はすでに神経にまで達し除去すると神経が露出するのは明らかであった。
「出来るだけ神経を保存できる治療を選択したい」をいう希望であったため「MTA直接覆髄」を行った。
露出した神経はすでにかなり炎症を起こし始めており、自然止血が不可能であったため止血剤を用い、MTAセメントにて覆髄した。

その後、経過観察を続けたが、自覚症状がない事、電気刺激に反応を示す事などから、神経は生き残っていると判断し「ダイレクトボンディング」による即日修復を行い、生えたての歯のように、どこを削ったかわからないレベルで修復することができた。
長時間(1時間ほど)の処置となるが、美しい見た目だけでなく、精度が高く、バリや段差がないので掃除がしやすく、再発しにくいので長持ちする。
MTAによる神経封鎖は成功率が90~95%と高いことが知られるが、残念ながら100%ではない。もしも将来的に、神経症状(歯髄が何らかの問題をきたしておこる症状)が起こった場合には、根の治療を必要とする。

《治療費 ダイレクトボンディングを含め〜7万円)

 

症例5〉保険の銀歯の下に巨大な虫歯ができ、神経にまで達していたがMTA直接覆髄で神経を取らずに済んだ症例。

保険治療によるインレー(銀の詰め物)が行われていた。
一番奥の歯茎の下、深いところに虫歯ができ詰め物の下にまで広がっていた。
詰め物を外すと内部でかなりの範囲に虫歯が広がっていた。
虫歯が深く、最深部が神経まで及ぶ可能性が高いと判断し神経が露出した場合はMTAによる直接覆髄を行うことを選択いただけた
ため感染防止のラバーダム(ゴムのマスク)をかけ、慎重に虫歯の除去を行ったところ、最深部で神経が露出したため「MTA直接覆髄」により露出した神経を封鎖した。
その後、神経反応に問題がないことを確認したため、最終修復を行った。「ダイレクトボンディング」による即日修復を選択して頂けたおかげで、生えたての歯のように、どこを削ったかわからないレベルで修復することができた。
長時間(1時間ほど)の処置となるが、美しい見た目だけでなく、精度が高く、バリや段差がないので掃除しやすく、再発しにくいので長持ちする。
最奥で、力が一番かかる部分なため将来的に詰め物が欠けたりは起こり得る、補修も可能な材料であるが、繰り返すようなら被せ物に移行する。

《治療費 ダイレクトボンディングを含め〜8万円》

 

症例6〉保険の銀歯を除去すると、神経が露出したためMTAにて封鎖し、ダイレクトボンディングで生えたての歯のように修復した症例。

左上5番は保険治療によるインレー(銀の詰め物)視診にて虫歯が確認できたため除去した。
詰め物とセメントを外すと一部で神経が露出した。
幸いMTAによる直接覆髄を選択いただけた
ため感染防止のラバーダム(ゴムのマスク)をかけ、慎重に露出した神経組織をMTAセメントで封鎖した。
後日、ダイレクトボンディングにて修復を行った。
ダイレクトボンディングは全て術者がその場で形を決めて作り上げていく治療であるため、処置時間がかかるのと、その仕上がりは術者の腕前による。幸い綺麗に仕上がった。
MTAによる神経封鎖は成功率が90~95%と高いことが知られるが、残念ながら100%ではない。もしも将来的に、神経症状(歯髄が何らかの問題をきたしておこる症状)が起こった場合には、根の治療を必要とする。

《治療費 ダイレクトボンディングを含め 〜7万円》

 

症例7〉保険のCR充填を除去すると大きな虫歯になっており、神経が露出。ダイレクトボンディングで生えたての歯のように修復した症例。

保険治療によるCR(樹脂の詰め物)が行われていた。
マイクロスコープを使ってよく観察すると、内部が虫歯になっているのを確認したため治療を行なった。
保険の詰め物は精度を高めることが困難であるため、ほとんどの場合で隙間や段差があり虫歯が再発しやすい。
詰め物を外すと内部は大きな虫歯になっており、深部は神経に到達していることが予期された。
幸い、『MTA直接覆髄』を選択いただけたため、雑菌を術野に入れないため、「ラバーダム(ゴムのマスク)」で治療部位のみ露出させ、歯面清掃、殺菌消毒して治療に当たった。
可能な限り健康な歯の部分を削らないよう注意しながら、虫歯を染め出す色素液に染まらなくなるまで念入りに虫歯を除去したところ、神経が露出したため、MTAセメントで封鎖した。
詰め物は、「ダイレクトボンディング」による即日修復を選択して頂けたので、覆髄同日に、生えたての歯のように、どこを削ったかわからないレベルで修復することができた。
美しい見た目だけでなく、精度が高く、バリや段差がないので掃除がしやすく、再発しにくいので長持ちする。

《治療費 ダイレクトボンディングを含め〜7万円)